HPの移行。

お仕事用HPを開設しました。http://mito310.net/それに従い、ブログも下記へ移行いたします。http://ameblo.jp/medicalwriter-mito310/皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

『ディアドクター』@新宿武蔵野館

『蛇イチゴ』、『ゆれる』に続く、西川美和監督の3作目『ディア・ドクター』。釣瓶師匠演じる、過疎化の進む農村で皆から絶大なる信頼を寄せられていた唯一の医者の失踪から物語は始まる。人間のどろどろを超えた本音のところの感情の襞とか、間合いとか、や…

劇団、本谷有希子「来来来来来」@本田劇場

作・演出:本谷有希子キャスト:りょう 佐津川愛美 松永玲子 羽鳥名美子 吉本菜穂子 木野花新婚1ヶ月で夫に逃げられた妻蓉子を演じるのがりょう。蓉子がいびつな献身をささげることになる義母を木野花、義姉を松永玲子を演じ、夏目家の家業である麩焼き場に…

『ノルウェーの森』×トラン・アン・ユン監督

企画の案が浮かばずにうだうだうだうだ、だだだだだ・・・としていたら、『ノルウェーの森』映画化の文字が目に飛び込む。映画化かぁ・・・と、ちと複雑というかなんとも言えん思いに包まれようとしたその時、脚本・監督にトラン・アン・ユンの文字が飛び込…

NYLON100℃ 33rd SESSION『神様とその他の変種』

NYLON100℃ 33rd SESSION 『神様とその他の変種』@下北沢 本多劇場作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ昨年あまり冴えなかったのに比べ、2009年はどうやら芝居の当たり年。2007年のベストはケラさんの『わが闇』だったけれども、今年もいまのところのベ…

本棚の整理。

来月には新しい同居人がやってくるため、現同居人の善意というか、ある種の素晴らしきいい加減さによって、彼女の部屋の壁一面を占拠させていただいている‘私の本棚’をなんとかして自身の部屋へ移動させねばならず、本の整理をせこせこと始める。予想通りで…

『医療志民の会』設立記念シンポジウム。

『医療志民の会』とやらが設立され、その記念シンポジウムとやらに足を運ぶ。日本の医療崩壊が切実なものとなる中、患者と医療者の協働の重要性はより一層強く叫ばれており、そうした流れを受けて発足された会なのだろう、と行ってみれば。医療者間でも合意…

宮沢章夫『アップルの人』

ストレス発散は宮沢章夫に限る! かどうかはともあれ。 ここんとこの風呂場の友は、もっぱら、宮沢章夫の『アップルの人』。日々湯気でヘロヘロになっていくことなどお構いなし。ちびりちびりとやるのである。ストレス多き日々を送る人にお勧めいたしやす。…

野田地図『ハイパー』@Bunkamuraシアターコクーン

メッセージは、シンプル。観客へ投げられるボールはストレート。夢の遊眠社時代から野田作品を観ている方々にはもの足りないのかもしれん。でも、野田さんという人はやっぱり時代感を読むのがとってもうまい劇作家なのだと思う。ちょっと説教じみている面は…

年賀状。

大学時代の恩師からの年賀状。 その1:そろそろ結婚も考えなさいね・・・ 大台を迎え、いままで無縁だった結婚プレッシャーなるものを新年からひしと感じさせられていたわけですが、まさか恩師から年賀状でプレッシャーがかかるとは! その2:どんな大人にな…

コロブチカ「proof」

2008年ベスト、と言い切ってしまってもよいと思う。コロブチカ「proof」 http://korobuchika.blogspot.com/また、初心に戻って、まっさらな目で芝居を観ようと思えた。1年の終わりに、とてもよい芝居が観れた。本当、ありがとうと言いたい。明日、千秋楽。…

メリクリ。

友人がバスを貸し切って‘クリスマスバスツアー’を敢行。妙齢の男女が世のカップルどもを蹴散らして(?)、東京クリスマススポットを闊歩するさまは圧巻(笑)というか、恥知らずの面を被った大人に怖いものなし。いやはや、面白かったな。六本木も銀座も恵…

第一次産業。

月のものがやってきたので、強烈な痛みに大掃除を中断し、薬を飲んでふて寝。‘この痛みを無駄にしないためにも、子を生すぞ’との誓いを今月もまた新たにしつつ。ちょいと前に内田樹先生のブログで読んだ、養老先生と内田先生の語らいのことを思い出す。内田…

2008年をひと言で表すなら、‘繋’。とにかく、仕事を通じての印象的な出会いの多い一年だった。‘縁’と言いたいところだけれど、やっぱり‘繋’のほうがしっくりくる。直接自分の仕事と関係しないところでも、人と人を繋げることで、その人たちの間で仕事が始ま…

がん告知

伯父の告別式で数日前より大阪に滞在していたのだが、昨夜東京へ。父母と川の字になって寝るなんてのも久しぶりだったな。 さて、伯父の死で考えさせられたのは、がん告知について。主治医も家族も、伯父はがん告知には耐えられないとの見解で一致し、最後ま…

森達也著『死刑』

数ヶ月前にインタビューしたお医者さんに勧められて購入したものの表紙を開くこともなく放置プレイだった本著。昨日(山積みになった本による)がけ崩れが生じたことから、久々に発掘され、‘おぉ、汝はかの!’というわけで今更ながらに読み始めると・・・止…

永山マキ “ことり小屋スペシャル”@Live Bar & Italian Restaurant Strings

モダーン今夜の永山マキちゃんが吉祥寺でライブをやるというので行ってきた。場所は、以前よりずーっと気になっていたものの敷居が高い気がして足を踏み入れられずにいたStrings。出演者は、マキちゃんのほかに、宮嶋みぎわ(p)さん、そして宮嶋さんの師匠で…

『パコと魔法の絵本』@吉祥寺プラザ

友人に誘われて。原作が後藤ひろひと、監督が『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』の中島哲也なだけあって、ちょっとぶっ飛んでて、でも人間味あふれてて、な映画。 〜あらすじ〜阿部サダヲ演じる堀米の回想から始まり、舞台は、患者どころかお医者さんや看護…

おくりびと@新宿ピカデリー

第32回モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品。ヒットになっているというので、レディースデーなこともあり混雑を心配していたけれど、好きな感じの混み具合(つまり混んでない)。終了時刻が遅いし、平日の最終なんてそんなに混まないものなのだろう…

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール@新宿歌舞伎町クラブハイツ

新生ぺぺのデビューライブ、かつ、さらば、クラブハイツというわけで、日曜のソワレへ。クラブハイツという空間とも相俟って、個人的にはかなり好みな感じ。仕方がない。これはもう12月のBunkamuraも逃れられぬ。ライブ終了後、皆でご飯。最近菊地さんのライ…

再会。

ちょうど10年前。19歳からハタチ、まさに二十代に突入しようというとき、イギリスの片田舎で住み込みで3人の男の子のベビーシッターをしていたことがある。結局半年くらいの間、妻に先立たれたシングルファザーと13歳、10歳、7歳の息子、計4人と共に暮らし…

「4x1h project Play #0」@Gallery LE DECO 4F

まず、4x1h projectとは「出演者が4人くらいで。 場所を選ばず上演可能な。 質の高い1時間くらいの短編を。 上演するプロジェクトです」と公式サイトにある通り。 http://blog.livedoor.jp/project4x1h/今回は、5月に行われたリーディング公演で上演された6…

ジャケ買い…「新潮文庫の100冊」限定Specialカバー

アンデルセン『絵のない絵本』 太宰治『人間失格』 夏目漱石『こころ』 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 覚えているとも。忘れちゃいない。昨年は集英社の戦略にまんまと嵌り、蒼井優が表紙の『こころ』と『銀河鉄道の夜』を、 ‘既に持っているよなぁ、でもなぁ、…

菊地成孔3Days@新宿PIT INN

菊地成孔(Sax)×南博(P)新宿PIT INNの2日目。お相手は南博さん。完売のPIT INNは混み合い、もちろん立ち見。約3時間弱。ホテルのラウンジで上質の酒傾けつつ…聴きたいような夜の音楽。ギュウギュウの立ち見ではなくて… (まぁ、ホテルのラウンジで上質の酒…

SUPER BUTTER DOG TOUR ザ・グッバイ@日比谷野外大音楽堂

友人のHIV即日検査に付き合っていたら(ちなみに立川の保健所では土曜日に先着60名に無料検診が行われている。定員オーバーで断られる方もいるほどの盛況っぷり)、30分弱の遅刻(結果がオーライだったのでまぁよしとしよう)。席はAブロック4列目!(実質3…

世界のキッチンからシリーズ「水出しミントジュレップソーダ」

[rakuten:nakae:10004468:image] キリンの戦略にまんまと乗せられはまっているのが、世界のキッチンからシリーズの「水出しミントジュレップソーダ」。家にあった麦焼酎で割ってみたところ、これがウマイ。マジで美味なのである。以来、はまっている水出しミ…

『働く、編集者』『乳ガンなんかに敗けられない』

『週刊現代』編集長加藤晴之氏による『働く、編集者−これで御代をいただきます。』46歳の若さで乳がんで亡くなったジャーナリスト千葉敦子氏の乳がん闘病記『乳ガンなんかに敗けられない』読了。 一億総メディア時代におけるジャーナリズムとはなんぞや?な…

『スカイクロラ』@吉祥寺バウスシアター

数週間前に観た本作。 これについて語るのは森博嗣原作読んでからにしようかと思っていたのだけれど、まぁいいや。 戦闘シーンの精緻な描写の雄弁さに比べるまでもなく、物語自体は多くを語らない。 ある意味、サイレント映画を観たような。 語られない空白…

ニュアンス。

自宅作業でもよいという上司の言葉に甘えて、自宅作業。 熱はのらりくらりと続く。 誰にも邪魔されない自宅作業は、ライティングには確かにもってこいなのだけれど、邪魔するものがない分深みにはまってしまう気も。 違う特集で取材を行っていたものを、別の…

風邪ですか・・・

せっかくの週末は風邪にやられて寝込む。 本読むこともなく、考えることもなく、ひたすら眠るも、 もたもたと微熱と本熱を繰り返すイヤなパターンで、月曜に持ち越し。 自己管理なってなさに凹む。 食料が底を尽き、買出しついでに、うっかり、森見登美彦『…