宮沢章夫『アップルの人』

ストレス発散は宮沢章夫に限る! かどうかはともあれ。 ここんとこの風呂場の友は、もっぱら、宮沢章夫の『アップルの人』。日々湯気でヘロヘロになっていくことなどお構いなし。ちびりちびりとやるのである。ストレス多き日々を送る人にお勧めいたしやす。…

森達也著『死刑』

数ヶ月前にインタビューしたお医者さんに勧められて購入したものの表紙を開くこともなく放置プレイだった本著。昨日(山積みになった本による)がけ崩れが生じたことから、久々に発掘され、‘おぉ、汝はかの!’というわけで今更ながらに読み始めると・・・止…

ジャケ買い…「新潮文庫の100冊」限定Specialカバー

アンデルセン『絵のない絵本』 太宰治『人間失格』 夏目漱石『こころ』 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』 覚えているとも。忘れちゃいない。昨年は集英社の戦略にまんまと嵌り、蒼井優が表紙の『こころ』と『銀河鉄道の夜』を、 ‘既に持っているよなぁ、でもなぁ、…

『働く、編集者』『乳ガンなんかに敗けられない』

『週刊現代』編集長加藤晴之氏による『働く、編集者−これで御代をいただきます。』46歳の若さで乳がんで亡くなったジャーナリスト千葉敦子氏の乳がん闘病記『乳ガンなんかに敗けられない』読了。 一億総メディア時代におけるジャーナリズムとはなんぞや?な…

風邪ですか・・・

せっかくの週末は風邪にやられて寝込む。 本読むこともなく、考えることもなく、ひたすら眠るも、 もたもたと微熱と本熱を繰り返すイヤなパターンで、月曜に持ち越し。 自己管理なってなさに凹む。 食料が底を尽き、買出しついでに、うっかり、森見登美彦『…

上杉隆『ジャーナリズム崩壊』

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)作者: 上杉隆出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/07/01メディア: 新書購入: 10人 クリック: 308回この商品を含むブログ (165件) を見る どうやら崩壊しているのは教育やら医療だけではないらしい。 幻冬舎新書から出ている…

M/D

M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究作者: 菊地成孔,大谷能生出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン発売日: 2008/03/31メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 297回この商品を含むブログ (79件) を見る 副題に「マイルス・デューイ…

空前の我が家のブームは、松本清張!

いまさらながらに、目下、我が家のブームは松本清張。 古本屋から同居人が見つけ出してきた1冊の本から始まった、 伊坂幸太郎以来の空前のブーム。 殺さずとも本当はよかったのに、人が人を殺さずにはいられなかった必然性。 人間の感情が手に負える範囲の人…

外資系トップの仕事力

外資系トップたちへのインタビューを一冊の本にまとめた単行本。 10年後似たような本を出したら、並ぶのは生き残ったIT系企業のトップってところだろうか。 参考になる点も多々あるものの、現在の20代、30代にそのまま彼らのモデルケースが当てはまるかとい…

三島由紀夫『美しい星』

なんだろう、これは。 なんなんだよ、この小説は。 現実と非現実が不可思議なほどに不可思議にではなくしっくりと馴染んでいる。 てか、やっぱ三島って天才ってか・・・

斉藤環『「負けた教」の信者たち』

「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 (中公新書ラクレ)の書評を読んで、本屋へ。 ついでに何故か香山リカ生きづらいたち (講談社現代新書)も買ってしまう。 でもって何故かついでの香山リカ先生から読み始めると・・・あぁ、予感的中!若者分…

何気なくという洗脳

昨日紹介した若桑みどり「イメージを読む」。 何気なく手に取ったと言ったが、確かにそうなのだが、ふと思い出して本棚にあった高山宏「表象の芸術工学 (神戸芸術工科大学レクチャーシリーズ)」をパラリ。 あぁ、やはりここでしたか。しっかり紹介されており…

若桑みどり「イメージを読む」

本屋で何気なく手に取った一冊。電車の友。面白い。

諏訪哲二『オレ様化する子どもたち』

オレ様化する子どもたち 内田樹先生が数ヶ月前に絶賛されていたのを本屋で思い出し立ち読みしていたがそのままレジでお買い上げ。 「オレ様化」した子ども世代にばっちり入っちまっている。うむむ。 なかなか示唆に富んだ本である。 読む価値は大いにあり。 …

島本理生『ナラタージュ』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404873590X/qid=1115073359/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2411423-7261042 この作者、こんな本書く人だったっけ?と記憶を懸命に辿る。『リトル・バイ・リトル』を読んだ気になっていたのだけれど、もしかしたらまだ…