劇団、本谷有希子「来来来来来」@本田劇場

作・演出:本谷有希子

キャスト:りょう 佐津川愛美 松永玲子 羽鳥名美子 吉本菜穂子 木野花

新婚1ヶ月で夫に逃げられた妻蓉子を演じるのがりょう。

蓉子がいびつな献身をささげることになる義母を木野花、義姉を松永玲子を演じ、夏目家の家業である麩焼き場に働きに来る村の女を本谷作品の常連である吉本菜穂子、「毛皮族」の羽鳥名美子が演じ、脇を固める。

役者がそろっているだけに安定感。

舞台初の佐津川愛美も思春期の女子学生の潔癖さをうまいこと演じていて、役柄にぴったり。

本谷作品の中ではベスト3に入るくらい、久しぶりに、心の底からしっくりきた。

まったくストーリーは違うのだけれど、長塚圭史の「日本の女」をなぜか思い出した。


それにしても・・・

逃げた夫の名は、ちょうど1週間後に結婚する予定の我が夫の名と同じ。

さらには、義姉の名は、我が姑の名と同じ。

とは! どんな偶然だ!!

思わず、観劇中にふき出しそうになりましたわ(冷汗)。。。


劇団、本谷有希子「来来来来来」、本多劇場では8月16日まで絶賛上演中!

繰り返しになるけれど、今年はどうやら舞台の当たり年らしい。