2005-01-01から1年間の記事一覧

三島由紀夫『美しい星』

なんだろう、これは。 なんなんだよ、この小説は。 現実と非現実が不可思議なほどに不可思議にではなくしっくりと馴染んでいる。 てか、やっぱ三島って天才ってか・・・

連休のダンス事情

インバルピント「ブービーズ」@世田谷パブリックシアター 妖怪がサーカスの道化師になったかのような個性的なキャラクターたちが登場。舞台奥正面、真ん中にぽっかり空いた穴は、始め赤い満月を思わせる。そこから次々に現われる奇形の登場人物たち。‘サー…

水と油『Patchworks』@三鷹星のホール

最近ボーっとし過ぎらしい。 先週は予約していたインバルピントの舞台をすっかり忘れていてすっぽかした(最悪だ)。 今日は、開演時間を一時間間違えた(愚かなことに劇場近くでお茶していた)。 よって一番見たかった、ももこん作・演出の作品を見逃した。…

[できごと]

本日ダンスマガジン『DDD』発売です。 告知です。告知です。告知です。

[できごと]

気付けば最近ちっとも芝居をみちゃいない。 こりゃあ大変だぁ!!!!!

[できごと]112話目の「アリーmy love」『さよならは言わないで』

途中死んだはずの初恋の君ビリーはでてくるわ、妻のジョージアはでてくるわ、かつての同居人レネはでてくるわで今シーズンには全く顔を見せなかったハイシーズンのベストメンバーが揃っているのでおかしいとは思ったが・・・もしや最終回だった?! 最後のシ…

『星の王子様』@新国立劇場

『星の王子様』はミュージカルである。 なのに、唄えない踊れない宮崎あおいをどうしても星の王子様に起用したい理由は簡単で、宮崎あおいは星の王子様だからである。 そんだけ。

HEDWIG AND THE ANGRY INCH @ ZEPP東京

スゴイ舞台だった。 今年のベストONEになるかもしらん、そんな舞台。 映画とはまったく別の、そしてそれ以上ともいえるヘドウィグを三上博史は創造した。 彼はやはりスゴイ役者だよ。 このロックミュージカル、構成もさることながら、そもそも楽曲がとて…

時間堂カフェ

数日前の日記で書いた時間堂。 本日はそのカフェにお邪魔虫。 ベーグルがおいしかった。 毎日食べたいごはんがコンセプト。 確かに毎日でも食べたくなる感じ。 空間もまったりしていて、近所にほしいなーと思った。

時間堂「月輝きながら太陽の照る」@渋谷LeDeco1

http://www.seriseri.com/jikando/ 観劇後の充実感。 良い芝居を見たときに得る充実感。 脚本は青年団リンクの高山さなえ。 上演脚本が欲しくなった、=よい脚本だったということ。 よい脚本を選ぶ演出家は信じられます。>黒澤世莉さん。 お洒落舞台装置と…

今更デスか?話題沸騰!「愛ルケ」

あまりの気色悪さに日経をとるのを辞めた私。 その単純(つまり稚拙)な文体と思考に辟易してしまったのであるが。 ここまで言えばもうおわかりだろう、そう、話題沸騰の渡辺淳一「愛の流刑地」。 この前も友人らと飲んでいて、この話題となり、見なくなって…

「HEADWIG AND THE ANGRY INCH」@パルコ劇場

三上博史演じるヘドウィグ。去年上演され好評を博した舞台の早速の再演。 昨年の舞台は2004年ベスト舞台de賞と言ってよいくらいの強い衝撃を私に喰らわせた。 初演の印象が強烈過ぎた・・・?? とはいえ。 ヘドウィグの下品さの中に潜む崇高さ。 グロテスク…

「カラフト伯父さん」

トム・プロジェクトプロデュース「カラフト伯父さん」 作・演出 鄭義信 出演 岡田義徳、冨樫真、ベンガル 吉祥寺シアターのこけら落とし公演。演出の鄭は以前に新聞の夕刊でエッセイ書いていたので知っていたくらいで、作品を見たのは実はこれが初。 学生券…

シャウビューネ「ノラ」

ドイツのシャウビューネ劇場「ノラ」@世田谷パブリックシアター 05/6/18PM2時 モダーン且つお洒落な内装の家の内部。そこで繰り広げられる一組のカップルとその周辺の人々とのやりとり。 一回転する舞台装置は角度を変えて見せることで人物の感情や状況の…

斉藤環『「負けた教」の信者たち』

「負けた」教の信者たち - ニート・ひきこもり社会論 (中公新書ラクレ)の書評を読んで、本屋へ。 ついでに何故か香山リカ生きづらいたち (講談社現代新書)も買ってしまう。 でもって何故かついでの香山リカ先生から読み始めると・・・あぁ、予感的中!若者分…

仮想敵国@池袋サンシャイン劇場 7時開演

ケラやら長塚やら千葉雅子やら倉持さんやら現代の人気劇作家たちによる脚本。 どのパートがどの劇作家の書いたものだかあてっこしながら見ると楽しい。 理屈とか抜きに楽しかった。 一緒に行った友人たちにはあまり好評ではなかったパーツ(残念ながら長塚担…

[できごと]Tahiti80!!

行って参りました、Tahiti80!! ヤバイ、ヤバイです。 超スウィートです。 マジで恋する5秒後(状態)です、ハイ。 サンクス、G。

何気なくという洗脳

昨日紹介した若桑みどり「イメージを読む」。 何気なく手に取ったと言ったが、確かにそうなのだが、ふと思い出して本棚にあった高山宏「表象の芸術工学 (神戸芸術工科大学レクチャーシリーズ)」をパラリ。 あぁ、やはりここでしたか。しっかり紹介されており…

若桑みどり「イメージを読む」

本屋で何気なく手に取った一冊。電車の友。面白い。

中山さん。

http://blog.goo.ne.jp/goocm/e/d13933f2f3c968452d1c584dfad45add 阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗がやっているのだが。 妙に身につまされた土曜の午後三時。

山の手事情社『銀河鉄道の夜』@東京芸術劇場小ホール

相変わらずここの舞台装置&衣裳はスゴイ。 宮沢賢治をやると聞いてどんなものになるのやら想像もつかなかったが、山の手風にうまく料理をしていた、とは思う。 けれどやはりいつもの山の手と比較すると、コトバが、宮沢賢治のコトバが、きちんと身体化され…

諏訪哲二『オレ様化する子どもたち』

オレ様化する子どもたち 内田樹先生が数ヶ月前に絶賛されていたのを本屋で思い出し立ち読みしていたがそのままレジでお買い上げ。 「オレ様化」した子ども世代にばっちり入っちまっている。うむむ。 なかなか示唆に富んだ本である。 読む価値は大いにあり。 …

『井手孤独』@シアタートラム 2005/5/28 PM7:30開演

http://www.idevian.com/ja/info_idesolo.htm 舞台中に敷き詰められた畳状のシートは赤い肩幅大の赤い枠で四角に囲まれていて、柔道の試合会場と共に日の丸を髣髴させる。ナショナリスティックなものを感じさせる舞台の左奥にはグランドピアノが配置されてい…

[できごと]シャッフル

iPod shuffleでございますよ、だんな(って誰に呼びかけてんだか)! うちのひまわり娘(なんとうちの母親は携帯のアドに‘ひまわり娘-母の名前’を用いている・・・図々しいことこの上ない)が以前から欲しがっていたiPod。 果たして母にそんなもんが必要なん…

やくそく

戯言のような約束を交わしてしまう日が来るとは思いもよらなかった。 けれど口に出してみれば心はあっさりと魅入られてしまったりして。 明日には無効かも知れない永遠が一秒でも長くなるようにとの切実な願いは、 明日にも無効かも知れない約束をもたらして…

或る(てか今日)、日曜日

自分が26歳だったか27歳だったか忘れてしまう午生まれの女。 スーパー負け犬(カテゴライズ強いてすれば)。 とはいえDiorの試供品をもらちゃっちゃたりなんかして、決して女たること忘れちゃっちゃあいないのさ。 オサレな街、吉祥寺のめがね屋の前に一…

島本理生『ナラタージュ』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404873590X/qid=1115073359/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2411423-7261042 この作者、こんな本書く人だったっけ?と記憶を懸命に辿る。『リトル・バイ・リトル』を読んだ気になっていたのだけれど、もしかしたらまだ…

05/4/21(木) ラーメンズ第15回公演『アリス』@本多劇場 7時開演

一緒に行ったラーメンズをココロカラアイスル友人は、‘舞台をダメにする観客’に心底怒っていた・・・のであるが、それはまあ予想の範疇。 アイドル化し過ぎたためかリピーターが多いためかネタより先にわらうわらう。どこにわらっているのかはかなり怪しい。…

新宿御苑へ参る。

ジャーナルスタンダードでバーガーとポテトをテイクアウトして、いざ新宿御苑へ。 晴天。よって人多。多。多。多。 とはいえ、晴天。 芝生で寝転んでいぇーい。 でっかいよくわからん植物とかやたらに人工的な(っておかしな表現なんだけどさ)植物とかいて…

05/4/16(土)青年団プロジェクト企画『隣にいても一人』@こまばアゴラ劇場 7時開演 当日券

もともとは平田オリザが北海道のアマチュア劇団のために書き下ろした作品。今回実際に盛岡で暮らしながら現地の役者をオーディションして完成させたという盛岡版『隣にいても一人』。 ことばは標準語で書かれている。だが盛岡のイントネーションで語られるた…