「4x1h project Play #0」@Gallery LE DECO 4F

まず、4x1h projectとは

「出演者が4人くらいで。
場所を選ばず上演可能な。
質の高い1時間くらいの短編を。
上演するプロジェクトです」

と公式サイトにある通り。
http://blog.livedoor.jp/project4x1h/

今回は、5月に行われたリーディング公演で上演された6作品のうち、観客投票で上位に選ばれた2作品を本公演として上演。

【上演作品】

『ひとさまにみせるもんじゃない』
脚本:中屋敷 法仁 (柿喰う客)
出演:石黒 淳士 / 大竹 悠子(ユニークポイント) / 菊地 奈緒(elePHANTMoon) / 猿田 モンキー / 星野 奈穂子 / 三嶋 義信

『いそうろう』
脚本:篠田 千明 (快快)
出演:大川 翔子 / 百花 亜希

【演出】
演出 黒澤 世莉 (時間堂)

【プロデューサー】
菊地奈緒(elePHANTMoon)

【会場】Gallery LE DECO 4F

【上演期間】2008/9/20(土)〜28(日)

以下、感想。

両方とも脚本がよい!

のではあるが、正直『ひとさまにみせるもんじゃない』はリーディングの方に一票。

いままでリーディングで面白いと思える作品にあまり出会ったことがなく、いまいちリーディングという形態に馴染めずにいたのが、この「ひとさまにみせるもんじゃない」でリーディングへの偏見がふっとんだ。

そのくらい思い入れがあるからこそ、というのはあるのだが、この作品、リーディングでこそ映えるように思う。

『いそうろう』は文句なしに脚本が面白い!

終演後、いそうろうに出演していた役者と話をしていたら、はじめはもう一方の役を充てられていたのが、途中で交代したとのこと。
2人芝居なのだがそんな話を聞いたら、役を入れ替えたバージョンでも観てみたい気が沸々。

演出も脚本のよさをしっかり伝えるものになっていたと思う。

今日(というか昨日)は、とある病院の院内患者会へ取材も兼ねて潜入し、とっても勉強になったし楽しい時間だったのだけれど、このところ疲れが取れないことだし、そのまま帰ろうか…という思いが過ぎるも、なんとかソワレに駆け込んでよかった。(ちなみに、患者さんの中でとっても愉快で素敵な女性がいたのでお友達になってもらいました。可愛い女子は逃しません(笑)それにしても難病を患いながらも、あれだけパワフルで笑顔な人たちと接していると、こちらがボーっとしているわけにはいかん!という気にさせられます)

舞台のほうは、お手伝いします!とかって自分が言い出しておきながら、結局まったくお手伝いできなかったのだけれど、せめてちゃんと観られてよかった。

今日までやっているので、お時間のある方は是非足を運んでみてください!

ついでに、Gallery LE DECOの1Fでやっていた写真展「PARADOX EXHIBITION」に開演までの10分ほどの間にぶらりと立ち寄ってみたら、AYA KAWASHIMAさんの写真が結構好みな感じで収穫。
もう一人、作品を出展されてたAYAさんのいとこで、絵本の翻訳なども手がけられているというMIA PERRYさんと話していて、作品の一部だった天使を‘可愛いですね’と言ったら、‘あげます’と手のひらに乗せてくださった。ティッシュで作られた天使(洋風のてるてる坊主といわれているらしい)は、なんだかお守りをもらったみたいで嬉しい。

なんだかバタバタだったけど、充実した日だったなぁ。