NYLON100℃ 33rd SESSION『神様とその他の変種』
NYLON100℃ 33rd SESSION
『神様とその他の変種』
@下北沢 本多劇場
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
昨年あまり冴えなかったのに比べ、2009年はどうやら芝居の当たり年。
2007年のベストはケラさんの『わが闇』だったけれども、今年もいまのところのベストはケラさん、現在上演中のこの作品。
自身の作品を超える作品をつくり続けられる舞台人は少ない。
だからこそ、かつて素晴らしい作品を世に送り出し、いまもほかの舞台人と比べれば十分に面白い作品をつくれている人に対して、『まぁ仕方がないよね、ハコ(劇場)も大きくなったし』と半ば諦めを持って接してしまうのだけれど。
ケラさんはそれ(自身の作品を自身の作品で超えること)を鮮やかに成し遂げてしまう。
いやはや、これからも期待値下げずに、いかせていきますぜ、ケラさん。
あ、遅ればせながら、ご結婚おめでとうございまーす(笑)