連休のダンス事情


インバルピント「ブービーズ」@世田谷パブリックシアター


妖怪がサーカスの道化師になったかのような個性的なキャラクターたちが登場。舞台奥正面、真ん中にぽっかり空いた穴は、始め赤い満月を思わせる。そこから次々に現われる奇形の登場人物たち。‘サーカスが来ると人が消える’。子どもの頃聞いた気がするそんなお話を思い出した。どこか不気味さが漂う。独特の振付が彼らの世界の幻想性を増している。なるほどイスラエルダンスが熱いってのは本当らしいネ。



デビアンクルー「迂回プリーズ」@新宿パークタワーホール


やっぱり井手茂太の振付は好きだ。なんせ予測不可能なのだ。えぇ?こうくるの?ってそういう驚き。コンテンポラリーというとなにやらカッコイイんであるが、井手のダンスはなんというかしみったれコンテンポラリーとでも呼びたい感じ。うん、うん、迂回プリーズ♪