2005/4/15 劇団、本谷有希子『乱暴と待機』@新宿モリエール 7時開演 当日券


阿佐ヶ谷スパイダースのメンバーが一緒に仕事をしていることもあって以前から気にはなっていた劇団、本谷有希子。周りにいる人間が観劇後こぞって面白いといっていた(普通という意見もあったが)こともあって、かなりの期待を抱いて観劇にのぞむ。


で。あまりにも期待を抱きすぎたためか周囲の人間が絶賛しているほどしっくりはこなかったというのが本音だったりする。


面白いは面白い。確かに面白かった。


で。でも絶賛ではない。


なぜか?


なぜでしょう?


実はよくわからん。なんとなくしっくりこなかったというのが近い?


おそらく吉本の菜穂子の演技があまりタイプでない。おそらく馬渕英里何の演じていた女があまりにも‘生理的に受け付けない女’過ぎてイライラしてしまった(笑)うーん、しっくりこないなぁ(笑)生理的に受け付けない何かがそこにあったという方が近いのかも知れない。


とはいえ、物語の設定自体(復讐をする男と復讐を待つ女。復讐を試みる男は今まで誰も考え付かなかったような最大最悪の復讐をしようと日々考えている(なんせ本人すら思い付かない)。けれど復讐する原因は覚えていない。復讐される女も又、何故復讐されるのかその原因を覚えていない。けれど復讐されることを待っている。その二人が一緒に生活をする部屋に彼らの関係を詮索しつつかき乱していく一組のカップル・・・)は面白かったし、ラストは好感が持てる。最後にお兄ちゃんがそのまま死んじゃったりしなくてよかった。おそらく次回も見る。