ポケットにはいつも


常にでっかいポケットのついた黒のジャケットもしくは黒のジャケット(別物)を着ている小生は、


電車の中やらなんらかの待ち時間やらにすちゃっと出せる本を常時入れている。


いくらでかいとはいえ、さすがに単行本は入らんので、必然的に文庫本。


基本的には、本にガリガリ線を入れつつ&ノートに書き写すという読み方をするのだが、


さすがに電車の中ではそれもできないため、思ってもいないタイミングで、これは!!というコトバをみつけると大変なことになる。


ポケットから付箋の代わりになるようなものを探して挿む。


またコトバをみつける。


さっきの付箋代わりのレシートなどをビリッと細かく八つ裂き(ってほどでもないがつい音は出てしまうのだな)。


それらの行為を電車の中で無意識にやってしまうのだが、おそらく傍から見ていると結構こわい(んではないかと思う)。


基本的に、専門書は電車の中などでは読まないことにしているので、


何気なく手に取った本やらその日の気分で内田百〓(けん)の随筆やらが主なポケットの住人となるのだが。


今回のゲストは岩波文庫の『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』


これが意外と面白い。



>>「幸福」が來たら躊らわず前髪をつかめ、うしろは禿げているからね。<<



ときた。収められている寓話も面白い。侮れん、ダヴィンチ。